木の色にやさしさと親しみを感じるわけ

木の色のインテリアに反射した光はとてもやさしく感じます。それは、木の表面にあるミクロの凹凸が光を分散し、光をやわらかくしてくれるからです。
室内では、目にやさしい光の反射率は50~60%が最適と言われています。 これは木材の反射率とほぼ一致しているため、強い刺激を与えません。 人の肌にも50%~60%が最適であり、木も人も同じ生物であるため、やはり安らぎが生まれるのでしょう。

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木の光が人にやさしいわけ

アルミニウムの光の反射率は90%とされ、夏の日差しが強い日には眩しくて目を向けられません。コンクリートは光の吸収率が高いため、炎天下のコンクリートは触ればとても熱いと感じてしまいます。
この2種類の素材は光の波長による反射率の変化はほとんどありませんが、木材は光の波長により反射率が大きく異なるため、夏は肌に有害な紫外線を吸収し、冬は赤外線を効率よく反射させるので、夏も冬も木のそばが快適に過ごせるというわけです。

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